2016年12月1日木曜日

去の日付けで出版される村上春樹訳

村上春樹は、翻訳家でもあり、小説家でもあると言っている。
しかし、小説家でありながら、翻訳家を兼ねるのは難しい。
翻訳は、小説を書く事より時間がかかる。
又、村上春樹は、早稲田の演劇家を出たと言っている。
英文科を出たのなら分かるが。
翻訳は、様々な作家の英文をこなさなければならないから、かなりの文章力が要求される。
彼には、文章を書くだけの整理され潤った頭脳と心根がない。
下記の翻訳は、全て過去の日付けで出版されたもので、ねじまき鳥クロニクルの出版当時は、翻訳物は、なかった。
この数をこなすつもりなら、小説は書けない。


翻訳Wikipedia

「*」印のついたものは「村上春樹翻訳ライブラリー」(中央公論新社)として刊行されている。
スコット・フィッツジェラルド マイ・ロスト・シティー(1981年5月 中央公論社)*
ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック(1988年3月 TBSブリタニカ)*
バビロンに帰る ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック2(1996年4月 中央公論社)*
グレート・ギャツビー(2006年11月 中央公論新社、村上春樹翻訳ライブラリー版および愛蔵版)*
冬の夢(2009年11月 中央公論新社、箱入単行本)*

レイモンド・カーヴァー ぼくが電話をかけている場所(1983年7月 中央公論社)
夜になると鮭は‥‥(1985年7月 中央公論社)
ささやかだけれど、役にたつこと(1989年4月 中央公論社)
レイモンド・カーヴァー全集(全8巻、中央公論社、新版2004年) 頼むから静かにしてくれ(1991年2月)*
愛について語るときに我々の語ること (1990年8月)*
大聖堂 (1990年5月)*
ファイアズ (炎)(1992年9月)*
水と水とが出会うところ / ウルトラマリン(1997年9月)*
象 / 滝への新しい小径(1994年3月)*
英雄を謳うまい(2002年7月)*
必要になったら電話をかけて(2004年7月)*

カーヴァー・カントリー(1994年10月 中央公論社)
Carver's Dozen レイモンド・カーヴァー傑作選(1994年12月 中央公論社)
必要になったら電話をかけて(2000年8月 中央公論社)※全集版とは内容が異なる。短編5編のみを収録。
ビギナーズ(2010年3月 中央公論新社)*

トルーマン・カポーティ おじいさんの思い出(1988年3月 文藝春秋)
あるクリスマス(1989年12月 文藝春秋)
クリスマスの思い出(1990年11月 文藝春秋)
誕生日の子どもたち(2002年6月 文藝春秋、2009年6月 文春文庫)
ティファニーで朝食を(2008年2月 新潮社、同年12月 新潮文庫)

レイモンド・チャンドラー ロング・グッドバイ(2007年3月 早川書房)
さよなら、愛しい人(2009年4月 早川書房)
リトル・シスター(2010年12月 早川書房)
大いなる眠り(2012年12月 早川書房)
高い窓(2014年12月 早川書房)

J・D・サリンジャー キャッチャー・イン・ザ・ライ(2003年4月 白水社、2006年3月 白水社新書版)
フラニーとズーイ(2014年2月28日 新潮文庫)

ジョン・アーヴィング ジョン・アーヴィングの世界(1985年12月 サンリオ、共訳)
熊を放つ(1986年5月 中央公論社、1989年・新版1996年 中公文庫全2巻)*

クリス・ヴァン・オールズバーグ 西風号の遭難(1985年10月 河出書房新社)
急行「北極号」(1987年12月 河出書房新社)
名前のない人(1989年8月 河出書房新社)
ハリス・バーディックの謎(1990年11月 河出書房新社)
魔法のホウキ(1993年6月 河出書房新社)
まさ夢いちじく(1994年9月 河出書房新社)
ベンの見た夢(1996年4月 河出書房新社)
いまいましい石(2003年11月 河出書房新社)
2ひきのいけないアリ(2004年9月 あすなろ書房)

ティム・オブライエン ニュークリア・エイジ(1989年10月 文藝春秋、1994年5月 文春文庫)
本当の戦争の話をしよう(1990年10月 文藝春秋、1998年2月 文春文庫)
世界のすべての七月(2004年3月 文藝春秋、2009年6月 文春文庫)

マイケル・ギルモア(Mikal Gilmore) 心臓を貫かれて(1996年10月 文藝春秋、1999年10月 文春文庫全2巻)

ビル・クロウ(Bill Crow) さよならバードランド―あるジャズ・ミュージシャンの回想(1996年1月 新潮社、1999年2月 新潮文庫)
ジャズ・アネクドーツ(2000年7月 新潮社、2005年7月 新潮文庫)

シェル・シルヴァスタイン おおきな木(2010年9月 あすなろ書房)

マーク・ストランド 犬の人生 (1998年10月 中央公論社、2001年11月 中公文庫)*

ポール・セロー(Paul Theroux) ワールズ・エンド(世界の果て)(1987年7月 文藝春秋)*

C・D・B・ブライアン (Courtlandt Bryan) 偉大なるデスリフ(1987年11月 新潮社、1990年8月 新潮文庫)*

グレイス・ペイリー (Grace Paley) 最後の瞬間のすごく大きな変化(1999年5月 文藝春秋、2005年7月 文春文庫)
人生のちょっとした煩い(2005年6月 文藝春秋、2009年6月 文春文庫)

マーク・ヘルプリン文、クリス・ヴァン・オールズバーグ画 白鳥湖(1991年12月 河出書房新社)

アーシュラ・K・ル=グウィン 空飛び猫(1993年3月 講談社)
帰ってきた空飛び猫(1993年12月 講談社)
素晴らしいアレキサンダーと、空飛び猫たち(1997年6月 講談社)
空を駆けるジェーン-空飛び猫物語(2001年9月 講談社)

ジム・フジーリ ペット・サウンズ(2008年2月 新潮社、2011年12月 新潮文庫)

マーセル・セロー (Marcel Theroux) 極北(2012年4月 中央公論新社)

ジェフ・ダイヤー (Geoff Dyer) バット・ビューティフル(2011年9月 新潮社)[159]

ダーグ・ソールスター (Dag Solstad) Novel 11, Book 18(2015年4月 中央公論新社)[160]

カーソン・マッカラーズ 結婚式のメンバー(2016年4月1日 新潮文庫)

その他 and Other Stories―とっておきのアメリカ小説12篇(1988年9月 文藝春秋、共訳:川本三郎、柴田元幸、畑中佳樹、斎藤英治)
Sudden Fiction 超短編小説70(1994年1月 文春文庫、共訳:小川高義)
月曜日は最悪だとみんなは言うけれど(2000年5月 中央公論新社)*
バースデイ・ストーリーズ(2002年12月 中央公論新社、村上春樹編)*
村上ソングズ(2007年12月 中央公論新社、共著:和田誠)*
村上春樹ハイブ・リット(2008年11月 アルク)CDブック
私たちの隣人、レイモンド・カーヴァー(2009年3月 中央公論新社、村上春樹編)*
私たちがレイモンド・カーヴァーについて語ること(2011年6月 中央公論新社、サム・ハルパート編)*
恋しくて TEN SELECTED LOVE STORIES(2013年9月 中央公論新社、村上春樹編)
セロニアス・モンクのいた風景(2014年9月26日 新潮社、村上春樹編)
村上春樹翻訳ライブラリー

新書版。中央公論新社から刊行。装丁は和田誠。主な上記作品を、2006年1月より2009年3月にかけ隔月23冊刊行。翌年以降も追加刊行し現在27冊。

23:50 2016/12/01木