2011年5月23日月曜日

神の支配ではなく愛を

Elton John - Sacrifice - Lyrics

It's a human sign
When things go wrong
When the scent of her lingers
And temptation's strong
思い通りにならなくて 
力の出し惜しみをしたり
試みにあうのは人である証しだ
Into the boundary
Of each married man
Sweet deceit comes calling
And negativity lands
既婚者が踏み越える一線
甘美な不実は神がお召しになり
そして拒否することは彼らを困難な状況に陥らせる
Cold cold heart
Hard done by you
Some things look better baby
Just passing through
不当な扱いをされた冷え切ったこころ
過ぎ去ったことは良く見えるものだよ
And it's no sacrifice
Just a simple word
It's two hearts living
In two separate worlds
But it's no sacrifice
No sacrifice
It's no sacrifice at all
そしてそれはどんな犠牲でもない
正に神の御言葉だ
二つの離れた世界にはそれぞれに違う二つのこころが存在する
でもそれはどちらかが犠牲になることではない
全く犠牲なんかじゃない
Mutual misunderstanding
After the fact
Sensitivity builds a prison
In the final act
何かがあって誤解し合ったり、
敏感になり過ぎると良い結果を招かない
We lose direction
No stone unturned
No tears to damn you
When jealousy burns
僕等は人を妬むと道を見失う
頑として変わらない
幾ら悲嘆に暮れても駄目になることはない(すっきりしない)


やっと翻訳しました。
一箇所すっきりしない箇所があります。
又、直しておきます。
やはり「Sacrifice」 は、モーゼの十戒を歌ったものです。
妬むな
We lose direction
When jealousy burns
姦淫するな
Into the boundary
Of each married man
Sweet deceit comes calling
And negativity lands

などがそれです。

comes calling・・これは神がお召しになるという意味です。
「召命」と言います。
このことについて詳しく分かり易く書いてあるサイトを見つけました。
http://www.asahi-net.or.jp/~NV3N-KRKM/preach/2010/2010_09_05.html

「約束に生きる―モーセの場合1」
(2010年9月5日)
聖 書  出エジプト記1:1〜14
使徒言行録7:17〜29
讃美歌 28.157.402.518.78.27.88
招 詞 わたしは一つの石をシオンに据える。これは試みを経た石堅く据えられた礎の、貴い隅の石だ。信ずる者はあわてることはない。(イザヤ書28:16)

私はカトリック教徒ではありません。
しかし、このサイトほどモーゼの十戒と神のお召しについて分かり易く書いた記述は見たことがありませんから、一度読んで見てください。
モーゼの出エジプトを聖書で読んだことがない方に特にお勧めします。
このことを知っているだけで、英語の歌詞がよく理解出来ます。
キリスト教を信仰する人の多い国では、歌も布教の一つです。
信者の一人一人が自分に出来ることをしています。

神の御心に添うことは、自分を見つけることでもあります。
私はついに、神を持つことはありませんでした。
それでも、本来の自分を見つけることを願い、そのために四十年以上費やしました。
神を持つ人、持たない人とそれぞれですが、私が私を見つける旅は一生です。
神と共にある人が神の力を以って、人を排除したり、高慢であったりすることがあります。
神は貴方自身であるということも出来ます。
一人一人が神を代表しているのですから、誰にでも同じように思いやりを持って接することが大切です。

「No stone unturned」
わたしは一つの石をシオンに据える。これは試みを経た石堅く据えられた礎の、貴い隅の石だ。信ずる者はあわてることはない。(イザヤ書28:16)
のStoneはこの石のことだと思います。
「神の試みを経る」ということは、石のように不動の心を持つことであり、一隅を照らす一人になることです。

英語の歌詞を翻訳することは本当に難しいことです。
上の例のように「Stone」を只の石だと思って訳すと、訳詩全体を間違えてしまうことがあります。
このStoneの意味に気付くだけで、詩の意味がガラッと変わります。

どの宗教もそうですが、カトリック教会も大変な時代を向かえています。
宗教には、支配よりも愛をと願っています。

「Sacrifice」は犠牲という意味です。
生贄という意味もあります。
歌詞には、裏の意味もない訳ではありません。
それを考えてみることも又、海外の歌詞を読む楽しみです。
私は、Simpleに生きる、Simpleな人間です。
裏の意味があるなどということは、この年になるまで知りませんでした。
この世の中には、私のような単純な人間が考えることの出来ない世界があります。
私はそうした世界に接することになってしまいましたが、やはりSimpleに生きたい人間です。

又、朝になってしまいました。
少し外が明るく、今日は寒い日です。
今から9時頃まで寝ます。

4:32 2011/05/23月曜日